魚醤をキッチンに!新潟の高校生が開発した鮭魚醤「最後の一滴」のレシピパンフを作成したい!Supported by 糸魚川信用組合

株式会社能水商店
プロジェクトオーナー

㈱能水商店&新潟県立海洋高等学校食品研究部

地場産 フード 教育・福祉 地域活性化

105%

  • 支援金額
  • ¥1,051,000
  • 目標金額
  • ¥1,000,000
  • 購入口数
  • 159口
  • 残り日数
  • 終了

このプロジェクトは、購入型プロジェクトです。
目標金額達成の有無に関わらず支援の申込みを行っていただくとプロジェクト成立となります。

プロジェクトへの想い

もっと魚醤を広めるためにレシピパンフレットを作りたい!
 こんにちは、新潟県立海洋高等学校の食品研究部部長の金山芽生です!私たちは、2013年に先輩達が開発した鮭からつくった魚醤「最後の一滴」の製造・マーケティング・販売を行っています。県内での商品認知度は徐々に高まってきていますが、全国的にはまだまだ浸透していません・・・。
 今まで、たくさんの方に私たちの魚醤の使い方を知ってもらうために、メニュー開発をして手書きのA4判レシピを配付したりレシピ集にリンクするQRコードを商品へ貼り付けたりしてきました。しかし、レシピを手にしてもらえなかったりレシピサイトへのアクセスがほとんど無かったりで、なかなか魚醤の使い方がお客様に伝わらず、販売数もあまり伸びていっていません。
 そこで、商品とともに手にする、魚醤の使い方を分かりやすく載せたコンパクトなレシピパンフが必要なのではないかと考えました。オーソドックスな方法ではありますが、売り場で商品とともに持ち帰りたくなるパンフをつくることにより、魚醤を普段使いしてもらう人が増え、地元で漁獲される鮭の有効利用に弾みがつくと
思っています。このクラウドファンディングでは、レシピパンフの製作と製作後の御礼飲食店イベントの運営に関わる経費を集めます。

/data/project/542/IMG_7199.jpg食品研究部のメンバー。漁業や船舶運航、水産養殖、水産加工など、さまざまなコースで学ぶ海洋高校生が所属しています。後列左端が松本先生で、後列右端が私。

最後の一滴誕生エピソード

糸魚川産サケの有効利用

 私たちの高校は、新潟県糸魚川市にある創立120年の新潟県唯一の水産高校です。秋になると高校近くの川には毎年約8000尾の鮭がのぼってきます。しかし、北太平洋からの大回遊を終えて戻ってきた鮭の身は白く、脂も落ちきっていて食用としての価値は高くありません。
 「商品価値の低い鮭たちをどうにかして有効活用したい!」という想いから、十数年前の先輩達が研究開発を始めました。様々な加工品に挑戦していくなかで、予想外にも上手く仕上がったのが魚醤です。魚の臭いがよりいっそう強くなってしまいそうな魚醤。しかし、醤油麹を添加して発酵させてみると、日本人の舌に馴染み深い大豆醤油の風味を残した新しい魚醤が誕生しました。また、魚醤特有の生臭さの原因となる魚体中の脂質が少ない原料であったことも功を奏し、風味豊かな旨味たっぷりの琥珀色のお醤油に生まれ変わったのです。
「最後の一滴」という名前には「帰ってきた鮭を最後まで使ってあげたい」「料理の最後に使ってほしい」という思いが込められています。

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シーフードカンパニー能水商店の誕生

製造から販売まで高校生が取り組むしくみができました
 「最後の一滴」が誕生する以前は、商品を開発しても、その加工や販売は地元の企業にお願いしていました。商品を開発することはもちろん大変ですが、商品を完成させた達成感で終わってしまうと、自分の力で製造した商品を売ったときの達成感は感じられません。また、お客さんの声を直に聞くことで、消費者の志向に気づくことができ、改善をしたり、新しい商品開発のアイデアを生んだりすることができます。当時、活動を支えてきた部活動顧問の松本先生は、生徒に自分たちのつくった商品と最後まで関わり、売る大切さも含めた「ものづくり」の体験をしてほしいと思っていたようです。
 そして、2015年の4月に商品開発から販売までを一貫して高校生が取り組むことができる「シーフードカンパニー能水商店」という事業所を糸魚川市と同窓会である(一社)能水会と連携して立ち上げました。
 学校から徒歩10分の場所にある空いていた食品工場の建屋を利用し、生徒が製造から販売まで取り組む活動は、全国的な情報発信にも繋がり、常に定員割れしていた学校にも好影響をもたらしました。今、私達がこうして製造から販売まで自分達の手で取り組み、その利益を更なる学習活動の経費として利用できるのも、この産官学連携があったからなのです。これらの取り組みは、商品の品質とともに評価され様々な賞をいただきました。
 
 
2015年 フード・アクション・ニッポン アワード
 2016年 GOOD DESIGN賞、農林水産大臣賞「ディスカバー農山漁村の宝」
 2017年 内閣総理大臣賞「海洋立国推進功労者表彰」

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ついに企業化!株式会社能水商店の誕生

先生から社長に!? 松本先生の一大決心

 私達の活動は、当然生徒だけでは行えません。仕入れ発注や規格書作成、取引先との商談等は、食品研究部の始まりから指導してきた松本先生です。先生は、昼間は高校の教員としての業務、放課後と土日は生徒とともに作業する顧問兼、工場長兼、営業マンでした。魚醤を製造して販売していくなかで、メーカーとして責任ある体制で魚醤を普及させたいと思っても、放課後と土日だけでは限界がありました。先生は、水産資源を活用して地域に仕事をつくり、人材育成もするという持続可能な仕組みをつくるために、高校を退職して株式会社をつくるという決心をします。会社名は一般社団法人時代の屋号を継いで「能水商店」。資本金は先生の退職金だったそうですが、「今は跡形も無くなった」といつも笑いを誘うネタを話しています。今では社員さんも増え、活気ある会社の中で私達の活動は続いています。
 社長という忙しさそのものを楽しんで働いている先生をみていると、私達もやりがいをみつけて人生を楽しめる大人になりたいなと思えるようになりました。


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食品化学の授業をする松本先生。今も非常勤講師として少しだけ授業をしています。


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鮭の遡上シーズンには漁師になる先生。能水商店は生産から販売まで取り組んでいます。

魚醤普及への課題

置いておくだけでは売れない最後の一滴
 さて、肝心の魚醤の売れ行きですが、普通の醤油に比べると少しお値段高めの「最後の一滴」は、その値段に値する美味しさがあるという説明なしではなかなか手にとってくれる人はいません。
 もちろん魚醤の使い方が分かるように手書きのPOPやレシピを売り場に置いたり、クッキングサイトにリンクするQRコードを商品に貼り付けたりする工夫をしてきましたが、あまり活用されていないのが現状です。また、飲食店とコラボして魚醤を使った料理を提供し、魚醤の使い方を知ってもらうイベントも開催しましたが、盛り上がりも一時的なもので、魚醤はなかなか浸透しません。
 そこで、魚醤の売り場で「開いただけで魚醤を使ってみたい!」と思えるパンフレットをつくればもっと魚醤に親しみをもってもらえるのではと考えました。ネット社会とはいえ、その場で手にできる紙媒体の価値はまだまだあるのではないかと思っています。  

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こんなパンフにします

魚醤の使い方をわかりやすく
 商品棚にも置けるコンパクトなサイズで、開いて中をのぞいてみたくなるような表紙にしたいと思っています。そして、豊富なレシピを掲載し、利用シーンを連想しやすい内容にして、「魚醤ってこんな風に使うのか」と思えるようなパンフレットにしたいです。レシピは現在クッキングサイトに掲載しているメニューを含め、「魚醤でないとこの料理の味はつくれない」というメニューをピックアップしていく予定です。また、私達の普段の活動や最後の一滴を活用しているレストランのメニューやシェフの声も載せたいと思います。


 <パンフレット予定仕様>
展開サイズA3、パンフサイズA6、16ページ折り、
マットコート紙。3万部印刷(1年間の配布予定数)。
※上記は現在想定している仕様です。資金の集まりによって変更する場合があります。


 

/data/project/542/IMG_7206.jpg上記写真はイメージです。

お礼のイベントも開催

皆さんに直接お会いしてお礼を
 支援してくださった皆さんには、魚醤を使った料理を提供する飲食店イベントのご案内をします(2020年1月〜3月に新潟県内で数回予定)。実際に魚醤を使った料理を食べて、魚醤の美味しさや使い方を知っていただきたいと思っています。皆さんに直接お会いして感謝の気持ちを伝えることができるとうれしいです!
 お会いできることを楽しみにしています!

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能水商店で学んだこと

考える・勇気を出す
 私達はこれまで魚醤を通して様々な活動で学習をしてきました。製造技術を習得する1年生の下積み時代から始まり、地元イベントへの出店や大型ショッピングモールでの催事販売、POP作成などの販促活動、海外での販売等、数え切れないほどの体験をしてきました。しかし、よくよく振り返ってみると、最初の頃は決められた事をやっていただけで、自分はできるんだという思い込みのなかで、実はそれほど成長していませんでした。
 そんななか、「考える・勇気を出す」経験が私を大きく変えてくれました。
 1年生の夏休みに行ったマレーシアの店舗での推奨販売では、短いフレーズでしか声がけができず、お客さんは魚醤に全然興味を持ってくれませんでした。海外まで来てこんな状況では帰れないと思い、商品を手にとってオーバーに話しかけたり一度通り過ぎたお客さんにも諦めずに声をかけたりしたら、盛況な売り場をつくることができました。
 また、2年生の春休みに行った、私が司会進行をした魚醤を使った料理を提供する飲食店とのコラボイベントでは、決めていたシナリオでは盛り上がりに欠けてしまい、会場に暗い雰囲気が漂ってしまいました。そこで、思い切ってお客さんに質問をしてみたり、部員にコメントを求めたりする進行を加えると、私達とお客さんの間にコミュニケーションが生まれ、魚醤の使い方や私達の取り組みを深く理解してもらえました。
  これらの小さな体験から、考えて勇気を出して一歩踏み出せば、こんなにも状況を変えることができるんだと学ぶことができました。
 そして今、新たな取り組みにチャレンジしています。それがこのクラウドファンディングです。パンフレット作成からお礼の飲食店イベント開催まで、様々な人たちと関わり合いながら企画を進めています。そのなかできっと、また自分を成長させてくれる機会があると思うと今からとてもワクワクしています。高校3年間、魚醤の製造販売に関わってきた私の最後の大仕事に、応援よろしくお願いします!

/data/project/542/風景 (1).jpg学校のある糸魚川市能生地域の風景

集めた資金の運用について
 集めた資金は、私達が活動している(株)能水商店に納められ、すべて私達の学習活動に還元されます。今回のプロジェクトでは、パンフレットの製作費用(撮影料・印刷料・取材旅費等)だけでなく、飲食店コラボイベントの準備から運営に係る経費、パンフレットを用いた催事販売の経費等が、(株)能水商店を通じて支払われます。

株式会社能水商店ホームページ

http://www.nousui-shop.com

 
新潟県立海洋高等学校ホームページ

http://www.kaiyou-h.nein.ed.jp



リターン商品のご案内

○最後の一滴200mLガラス瓶
新潟産サケを丸ごと醤油麹で仕込んで発酵させた魚醤。大豆醤油に近い風味のみんなが使える新しい魚醤。 

商品詳細はこちらhttp://www.nousui-shop.com/items/detail.php?id=1
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○最後の一滴・うおぽんセット
最後の一滴にうおぽん200mLガラス瓶を加えたセット
うおぽん:最後の一滴に静岡県産夏みかん果汁をふんだんにブレンドしたポン酢。フルーティーで酸味が強く、女性からの人気が高い。

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○最後の一滴・うおぽん・うおつゆ3本セット
上記2商品にうおつゆ300mLガラス瓶を加えたセット
うおつゆ:最後の一滴をベースにつくった8倍希釈の濃縮魚醤なべつゆ。割り下にして野菜・肉・魚に火を通せば誰でも絶品寄せ鍋が作れます。

 

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○魚醤で美味しくした加工品セットA
<魚醤漬けトラウトサーモン>身の色と脂の乗りともに良いトラウトサーモンを魚醤に漬けて仕込みました。味わい豊かになるだけでなく、魚醤の保水性で身がしっとりと仕上がっています。普段の焼き鮭とは一味違う贅沢なおかずに。野菜と一緒にホイル焼きにしても美味しいです。

<魚醤入りトラウトサーモン味噌漬け>上越市高田の町田醤油味噌醸造場の濃厚な「赤粒味噌」に最後の一滴を加えた味噌床で仕込みました。甘めの仕上がりで、子供からも人気が高いです。

<魚醤入りトラウトサーモン粕漬け>糸魚川市根知の渡辺酒造店の芳醇な酒粕に最後の一滴を加えて味をまとめ、香り高い粕漬けをつくりました。酒粕の香りが食欲を高めます。

<甘えび醤油入り数の子松前漬け>糸魚川市能生漁港で水揚げされる甘えびを発酵させた濃厚な「甘えび醤油」を隠し味に仕立てました。甘えび醤油のコクが、松前漬けをマイルドに仕上げています。ついつい箸が止まらなくなる美味しさです。

※各種トラウトサーモンは、テフロン加工のフライパンで蒸らし焼きにしてください。弱火で各面1〜2分の加熱で身がしっとりふっくらと仕上がります。

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○魚醤で美味しくした加工セットB
上記セットAに下記商品2パックが加わります。
<魚醤漬けいか一夜干し>国産するめいかを原料に、最後の一滴に漬けてから干し上げました。魚醤の保水効果で身がプリッと仕上がります。能水商店の催事販売で人気No.1の商品です。

 ※一口大に切ってからテフロン加工のフライパンで蒸らし焼きにしてください。カレースプーン1杯の水を加え、蓋をして中火で1〜2分の加熱で火が通ります。

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○新潟県産魚5種の魚醤セット
サケだけでなく、新潟県で漁獲される魚種で魚醤を造っています。いずれも、小型であったり旬を外れて市場価値が低かったりする個体を活用しています。下の表を参考にしていろいろな料理に使ってください!

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○書籍「海洋高校生たちのまちおこし〜コンブとサカナで地方創生〜」
私達の学校に30年以上も勤める渡辺憲一先生が書いた本です。能水商店の成り立ちや養殖実習で新規事業を立ち上げるプロジェクトなど、授業で生まれたシーズを地域の仕事に結びつけてきた取り組みが綴られています。

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