ユニクロの株価がおかしい?異常?3つの暴落原因となぜ高いのか解説【ファーストリテイリング株】
悩む男性4

「ユニクロの株価がおかしい?異常?暴落した原因となぜ単価が高いのか教えてほしい!」

こんな疑問、悩みに答えます。

本記事では「ファーストリテイリング(ユニクロ)株を買おうか迷っている方」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

本記事で分かること

  • ユニクロの株価がおかしい暴落原因
  • ユニクロ株を同業他社と業績から比較検証
  • 今後どうなる?ユニクロ株の10年後の将来見通しを考察

なぜ、ユニクロの株価は下落したのか?

そして、ユニクロ株の今後の将来性はどうなるのか?
ユニクロ株の購入を検討している方や買い時を探っている方にとって、非常に気になる情報です。

気になるユニクロの株価がおかしい下落理由と今後の将来性について考察していきます。

先に結論をお伝えすると・・・

結論、ユニクロの株価下落を起こした原因の一つが「外部要因による業績への影響懸念」

10年後の売上高目標は10兆円を目指すと発表したユニクロ。
そんなユニクロも過去に、新型コロナや法律の改正対応により株価下落に見舞われました。

つまり、右肩上がりで株価が上昇したとしても、いつ暴落が起きるかは誰にも予想できないということ。

さらに今では、物価ばかり上がって、でも給料は上がらない。
そんな先の見えない時代だからこそ、不安の解消に「将来への備え」は重要です。

ではどうすれば、株式投資によるリスクを抑えられるようになるのか?

ユニクロに限らず、株価下落に備えておくべき「考え方」と「具体策」があります

※本記事では、「ユニクロの株価」と「ファーストリテイリングの株価」は同義語として解説していきます。

ユニクロの株価がおかしい?3つの暴落原因

上図は、過去10年間におけるユニクロの株価推移を示したチャートです。

足元では、2021年3月2日に付けた上場来高値(110,500円)に迫る勢いで、株価は上昇しています。

長期でみれば下値切り上げの上昇トレンド。
なんですが、所々(3つのポイント)で確認すると、おかしいと感じるほどの株価暴落も起きています。

おかしい株価暴落を起こした時期を追うと、以下3つになります。

  1. 2023年に入ってからの値動き
  2. 2021年3月に起きた株価急落
  3. 2020年に入って数か月の間に起きた株価下落

これらの時期に、ユニクロでは何が起きたのか?
暴落の原因を理解することで、今後ユニクロ株をポートフォリオに組み入れるかの判断材料にもなります。

早速、ユニクロの株価がおかしい3つの暴落原因について解説します。

【原因1】決算の内容(減益)が嫌気されたため

2023年に入ってからの値動きで見られるのは「決算の内容(減益)が嫌気されたため」

2023年1月12日に2023年8月期1Q決算を発表。
売上収益は、前年同期比で14.2%増加するも、当期利益は9.1%の減益となりました。

この決算が嫌気され、翌日にはユニクロの株価は急落。
どれくらい株価は下がったか?前日終値と比較して9%近くの下落となりました。

ユニクロ|株価比較 決算発表当日の終値 決算発表翌日の安値 下落率
株価 79,840円 72,560円 -7,280円(9.1%安)

(出典:Yahoo!ファイナンス「(株)ファーストリテイリング」

減益要因をセグメント別にみると、ファーストリテイリングの主力事業であるユニクロ事業が大幅減益。

ユニクロ事業が減益となった主な原因として、以下の要因を挙げています。

ユニクロ事業が減益となった主な原因

  • 11月に気温が高く販売に苦戦したこと(国内ユニクロ事業)
  • 中国大陸が新型コロナに伴う行動規制の影響を受けたこと(海外ユニクロ事業)
  • ロシアが営業を停止していることで赤字となったこと(海外ユニクロ事業)

9%の株価下落でも7,000円以上の株安を招くインパクトの大きさ。
ユニクロ株のポートフォリオ組み入れを検討するなら、今後の決算に注視する必要があります。

【原因2】消費税を含む総額表示に変更(実質値下げ)したため

2021年3月に起きた株価急落の原因は「消費税を含む総額表示に変更(実質値下げ)したため」

2021年4月1日より、税込価格での総額表示が義務付けられました。

対象科目は消費税。
そのため、すべての事業者が対象になる、大きな表示ルール変更となりました。

本変更に伴い、多くの事業者では「値上げ」もしくは「据え置き」を選択。
しかしユニクロは、従来の商品価格(税抜価格)は変えずに、消費税を含む総額表示とすることを決定。

つまり、ユニクロ全商品の価格が9%程度実質値下げしたことになります。

この決定に投資家は早速反応。
業績への影響を嫌気し、リリース(2021年3月4日)直後から株価が急落。

どれくらい急落したのか?わずか1ヶ月の間に、15.6%も暴落していたことがわかります。

ユニクロ|株価比較 決定当日(2021年3月4日)の終値 決定から1ヶ月以内の安値 下落率
株価 99,230円 83,740円 -16,660円(16.8%安)

(出典:Yahoo!ファイナンス「(株)ファーストリテイリング」

実は、本タイミングで暴落が起きた原因は、総額表示の件だけではありません。

ユニクロ株の下落が1年にわたって続いた背景に、以下の要因が挙げられます。

ユニクロ株の下落が1年にわたって続いた主な要因

  • 日本銀行の上場投資信託(ETF)買い入れと需給の軟化
  • 中国の新疆ウイグル自治区で生産された原材料に関する問題と影響

もはやユニクロは、世界を代表するグローバル企業。
国内情勢だけでなく、世界の市況や環境にも、株価は影響しうるといえます。

【原因3】新型コロナウイルスによる業績への影響が懸念されたため

そして「新型コロナウイルスによる業績への影響が懸念されたため」

2020年以降に大流行した新型コロナウイルス。
日経平均は急落し、世界株安を引き起こす原因となりました。

当然、ユニクロ株にも影響を与えました。
2020年年初の株価から比較して、3月末までに約30%近くも株価が暴落。

ユニクロ|株価比較 2020年年初の終値 2020年3月末の終値 下落率
株価 63,050円 44,190円 -18,860円(29.9%安)

(出典:Yahoo!ファイナンス「(株)ファーストリテイリング」

株価暴落の主たる原因は、コロナによる業績への影響懸念。
実際、同時期に公表した2020年8月期2Q決算において、全セグメントの前年同期比で減収減益を発表。

減収減益となった原因が以下の通りで、いずれもコロナの影響であることがうかがえます。

減収減益となった原因

  • 首都封鎖リスクと店舗の臨時休業
  • 外出自粛と消費行動の落ち込み
  • 各国・各エリアで新型コロナの終息時期が合理的に見積もれず

今回のユニクロ株にしても、株価の下落はいつ起こるか誰にも予測できません。

さらに今では、物価ばかり上がって、でも給料は上がらない。
先の見えない時代だからこそ、不安の解消に「将来への備え」は重要です。

ではどうすれば、株式投資によるリスクを抑えられるようになるのか?

ユニクロに限らず、株価下落に備えておくべき「考え方」と「具体策」があります

株買えない!ファーストリテイリングの株価はなぜ高い?

そもそも、ユニクロの株を100株買うとしたら、いくら必要なのか?

2023年11月21日時点の株価が「36,550円」ですので、最低購入代金は「3,655,000円」

300万円を超える投資資金が必要です。
機関投資家ならまだしも、個人で数百万を用意できる人は少ないでしょう。

購入代金が高いために、「株が買えない!」と嘆く人も多いです。
ではなぜ、これほどまでファーストリテイリング株は単価が高いのか?

ここでは、ファーストリテイリングの株価はなぜ高いのか?その理由について解説します。

【理由1】日経平均株価への寄与度が高いから

まず1つ目の理由が「日経平均株価への寄与度が高いから」

日経平均株価を構成する銘柄(日経平均採用銘柄)は、全部で225銘柄。
そのうち、日経平均株価に高い影響力(寄与度)を持つ上位10銘柄を紹介すると以下の通り。

構成比率上位10銘柄
(2023年5月末時点)
業種 比率
ファーストリテイリング 小売業 10.8%
東京エレクトロン 電気機器 6.4%
アドバンテスト 電気機器 3.9%
ソフトバンクグループ 情報・通信業 3.6%
ダイキン工業 機械 2.9%
KDDI 情報・通信業 2.8%
ファナック 電気機器 2.6%
信越化学工業 化学 2.4%
テルモ 精密機器 1.9%
TDK 電気機器 1.8%

(出典:ニッセイアセットマネジメント「日経平均株価」

最も寄与しているのが、ファーストリテイリング株。
当然、株価が高ければ高いほど、日経平均株価への影響力も高くなります。

ですので、ファーストリテイリングの株価は高い、という結論になります。

【理由2】浮動株比率が低いから

次に2つ目の理由が「浮動株比率が低いから」

ではなぜ高いままなのか?
その理由の一つに挙げられるのが、浮動株が少ないということ。

浮動株」とは、「各企業の上場株式のうち、実際に売買される可能性の高い株式(上場株式から固定株を控除したもの)」をいいます。

株価は、基本的に市場の需給で決まります。
買いたい人(需要)と売りたい人(供給)がいるから株価は上下する。

このうち、買いたい人が多くても、売りたい人が少ないと、誰も買えず、株価は上がり続けることになります。

売りたい人が少ない、つまり浮動株が少ないということ。
ファーストリテイリング株は、機関・個人問わずに人気の銘柄です。

買いたい人が多いために、ファーストリテイリングの株価は高い、という状況にあるといえます。

ユニクロ株にしても、株価の下落はいつ起こるか誰にも予測できません。

さらに今では、物価ばかり上がって、でも給料は上がらない。
先の見えない時代だからこそ、不安の解消に「将来への備え」は重要です。

ではどうすれば、株式投資によるリスクを抑えられるようになるのか?

ユニクロに限らず、株価下落に備えておくべき「考え方」と「具体策」があります

おかしいと感じるユニクロ株を同業他社と業績から比較検証

ここまで、ユニクロのみにフォーカスし株価や事業の将来性を解説してきました。

ただ1社のみの分析では結果に偏りが生じます。
同業他社と比較・分析することで、結果の確度はより高まります。

ここでは、おかしいと感じるユニクロ株を同業他社と業績から比較検証していきます。

アパレル業界の銘柄比較

まずユニクロとアパレル業界の銘柄比較をまとめた表が以下の通り。

比較表(2022年度) ファーストリテイリング(9983) しまむら(8227) ワークマン(7564)
売上高 2兆7,665億円 6,175億円 1,282億円
当期純利益 2,962億円 380億円 166億円
営業利益率 13.77% 8.63% 18.79%
自己資本比率 55.13% 87.56% 84.15%
ROE
(自己資本利益率)
17.51% 8.94% 15.30%
EPS
(1株当たり純利益)
966.09円 1034.56円 204.09円
PER
(株価収益率)
34.66倍 12.5倍 27.44倍
PBR
(株価純資産倍率)
5.64倍 1.08倍 4.00倍
配当性向 30.0% 25.1% 33.3%
配当利回り 0.87% 2.01% 1.21%

※各社最新の決算期末時点(数値はEDINETYahoo!ファイナンスから引用)

【比較1】売上高が2.7兆円超えと過去最高

まず目に留まるのが「売上高が2.7兆円超えと過去最高」

【比較2】営業利益率は10%を超える高い収益性

さらに「営業利益率は10%を超える高い収益性」

【比較3】配当利回りは1%未満と極めて低い水準

ただ、投資家が気になるのは「配当利回りは1%未満と極めて低い水準」

ユニクロの株価は今後どうなる?10年後の将来見通しを考察

ここまで、ユニクロの株価下落が起きた原因について解説してきました。

では、ユニクロの株価は今後どうなる?10年後の将来見通しを考察していきます。

【考察1】2024年8月期の売上高は3兆円超えの見通し

まず「2024年8月期の売上高は3兆円超えの見通し」

【考察2】10年後の売上高目標は10兆円を目指すと発表

そして「10年後の売上高目標は10兆円を目指すと発表」

【考察3】懸念されるのは柳井正氏の後継者問題

ただし、「懸念されるのは柳井正氏の後継者問題<」

【Q&A】おかしい株価暴落を起こすユニクロに関するよくある質問

最後におかしい株価暴落を起こすユニクロに関するよくある質問をまとめます。

【質問1】ユニクロの株価はいつ株式分割された?

悩む男性2

「ユニクロの株価はいつ株式分割された?」

【質問2】ユニクロ株はいくらから買える?100株でいくら?

悩む男性2

「ユニクロ株はいくらから買える?100株でいくら?」

【質問3】ユニクロの株価の10年チャートを教えてほしい!

悩む男性2

「ユニクロの株価の10年チャートを教えてほしい!」

まとめ:ユニクロの株価がおかしい暴落原因と今後の見通しを考察

ユニクロの株価がおかしい暴落原因と今後の見通しを考察してきました。

改めて、ユニクロの株価が暴落した原因をまとめると、

ユニクロの株価が暴落した原因

  1. 決算の内容(減益)が嫌気されたため
  2. 消費税を含む総額表示に変更(実質値下げ)したため
  3. 新型コロナウイルスによる業績への影響が懸念されたため