楽天の株価はなぜ安い?暴落した3つの理由から今後どうなるか将来性や配当を考察
悩む男性

「楽天の株価はなぜ安い?今後の将来性はどうなんだろう?」

こんな疑問、悩みに答えます。

本記事では「楽天の株に投資しようか迷っている人」「楽天株の将来性を懸念している人」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

本記事で分かること

  • 楽天の株価が安い理由
  • 楽天の株価がやばいと言われる原因
  • 今後の楽天株はいつが買いどきか将来性から考察

なぜ、楽天の株価は安いのか?

そして、楽天の株価は今後どうなるのか?
楽天株の購入を検討している方や株式投資のリスク分散したい方にとって、非常に気になる情報です。

気になる楽天の株価が下がる理由と今後どうなるか将来性について考察していきます。

先に結論をお伝えすると・・・

結論、楽天の株価が安い原因の一つは「楽天モバイル」

楽天モバイルの大幅な赤字および財務状況の悪化が、楽天グループ全体の重しとなっているから。

実際、楽天が携帯キャリア事業に参入して以来、毎期赤字を計上。
好調なネット事業と金融事業の利益を、すべて楽天モバイルが食いつぶす状況となっています。

つまり、楽天の今後を左右するのは楽天モバイルの行方。

そして今後も、楽天の株価が、今後いつ下落するかは誰にも予測できません。

さらに今では、物価ばかり上がって、でも給料は上がらない。
そんな先の見えない時代だからこそ、「将来への備え」は重要です。

ではどうすれば、株式投資によるリスクを抑えられるようになるのか?

楽天に限らず、株価下落に備えておくべき「考え方」と「具体策」があります

楽天とはどんな会社?

楽天の株価はなぜ安いのか?理由を解説する前に。
はじめに、楽天とはどんな会社か?会社概要をまとめます。

会社名 楽天グループ株式会社 (英文社名: Rakuten Group, Inc.)
本社所在地 〒158-0094 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号
楽天クリムゾンハウス
設立 1997年2月7日
楽天市場開設 1997年5月1日
株式店頭上場 2000年4月19日
従業員数 単体:8,409名
連結:32,079名
(2022年12月31日現在)

事業内容

まず楽天の事業内容についてです。

楽天の事業は、非常に多岐にわたります。
数でいえば70以上のサービスを提供しており、他にはない独自の「楽天エコシステム(経済圏)」を形成しています。

具体的な事業(サービス)を挙げるなら以下の通りです。

楽天の事業(サービス)

  • インターネットサービス(Eコマース、トラベル、デジタルコンテンツ)
  • フィンテック(金融)サービス(クレジットカード、銀行、証券、電子マネー、スマホアプリ決済)
  • モバイルサービス(携帯キャリア事業、楽天モバイル)
  • プロスポーツ分野

業績ハイライト

次に楽天の業績ハイライトについてです。

売上収益は順調に増収。
直近2022年度では、1.9兆円を超える売上を叩き出しました。

売上に占める割合で最も高いのは「インターネットサービス」

ほぼ半分の売上を誇るのが、楽天市場をはじめとしたEコマース事業となっています。

配当・株主還元

楽天の配当・株主還元についてです。

楽天の一株当たり配当金 年間配当
2022年度 4.5円
2021年度 4.5円
2020年度 4.5円
2019年度 4.5円
2018年度 4.5円

(出典:楽天「配当・株主還元」

そして、株主優待はあります。
優待の内容は以下の通りで、100株(1単元)以上保有する株主が対象となっています。

楽天の株主優待内容

  • 楽天キャッシュ
  • NBA Rakuten 3カ月間無料でご利用いただけるLEAGUE PASS
  • 楽天ミュージック【初めての方限定】 スタンダードプラン
    または楽天カード/モバイル会員対象プランが90日間無料
  • 楽天マガジン【初めての方限定】 90日間無料
  • お買いものパンダグッズ抽選

過去15年の株価推移

そして楽天の過去15年の株価推移についてです。

見ての通り、まったくさえない相場展開が続いています。

長期にわたって株安。
2015年につけた高値を最後に、楽天の株価は下落基調にあります。

足元では580円~700円のボックス相場を形成していましたが、2023年5月頃から再び急落。

楽天株は再起を図ることができるのか?
株主だけでなく、ウォッチする投資家も、今後の動向には注目が集まります。

ただ、楽天株にしても、株価の下落はいつ起こるか誰にも予測できません。

さらに今では、物価ばかり上がって、でも給料は上がらない。
そんな先の見えない時代だからこそ、「将来への備え」は重要です。

ではどうすれば、株式投資によるリスクを抑えられるようになるのか?

楽天に限らず、株価下落に備えておくべき「考え方」と「具体策」があります

楽天の株価はなぜ安い?暴落した3つの理由

ここから早速、楽天の株価はなぜ安いのか暴落した3つの理由について解説します。

改めて、過去の楽天株の推移を見ると以下の通り。
見ての通り、大きく株価の暴落が起きたタイミングは3つ存在します。

上記のタイミングで、楽天では何が起きたいのか?
時期を追って、株価が暴落し安くなった理由を詳しく解説していきます。

【理由1】公募増資発表で株式の希薄化が懸念されたから

まず2015年に起きた株安理由が「公募増資発表で株式の希薄化が懸念されたから」

2015年6月に楽天は公募増資を発表しました。
調達金額は約2000億円、目的は楽天経済圏の拡充・成長を続けるための財務基盤強化。

資金調達の背景や目的はポジティブな内容です。
ただ、公募増資によって1株利益の希薄化を懸念する投資家は多く存在します。

実際、楽天株は公募増資前の2015年4月に上場来高値(2,357円)を記録。
市場関係者の間では、「楽天株は買われ過ぎ」といった見方も広まっていたのは事実。

ロイターでも「楽天の公募増資報道を嫌気」と解説。
結果、売り気配が進行し楽天株は最高値を更新することなく下落局面に突入することになります。

【理由2】携帯キャリア事業参入で競争が懸念されたから

次に2017年に起きた株安理由が「携帯キャリア事業参入で競争が懸念されたから」

楽天株が下落する最大の原因とも囁かれる「携帯キャリア事業」
その携帯キャリア事業への新規参入を表明したのが2017年12月です。

リリース内容のポイントをまとめると以下の通り。

楽天が携帯キャリア事業参入のポイント

  • 2019年中のサービス開始を予定
  • 1,500万人以上のユーザー獲得を目指す
  • 設備投資のための資金調達残高は最大6,000億円

長年、携帯キャリアは大手3社の寡占状態で課題を抱えていたのは事実。
そんな中での楽天の新規参入は、まさに業界に風穴を開けるかもしれないと大きな話題となりました。

ただしかし、市場関係者は楽天の動きをネガティブとコメント
特に懸念したのが、「投資負担の重さ」と「投資に対する将来の収益性」

中でも嫌気されたのが「投資額6,000億円の妥当性」
なぜなら、調査結果によるとすでに全国に基地局を持つNTTドコモの年間設備投資額が6,000億円弱だから。

NTTドコモは、これまで4Gネットワーク敷設のため、累計で数兆円規模の設備投資を実施。
NTTドコモでさえ1年で6,000億円もの設備投資を要するのに、これから全国に携帯網を敷設する楽天の参入計画には不透明感が強い。

結果的に、携帯キャリア事業への新規参入後、楽天の株価は下落。
市場関係者だけでなく、携帯業界関係者にとっても楽天の動きは、不安材料が多かったといえそうです。

【理由3】2020年6月期から4年連続の赤字を計上しているから

そして直近まで株価が安い理由が「2020年6月期から4年連続の赤字を計上しているから」

上記は、楽天グループの業績推移。
2020年度から直近2023年度にかけて大幅な赤字を計上。

赤字期間は、2020年6月期から4期連続となっています。

当然ながら最終赤字ともなれば株価にも影響します。
2021年から今日までに株価が下落しているのは、楽天のネガティブ決算が大きな理由といえます。

そして、楽天株にしても、株価の下落はいつ起こるか誰にも予測できません。

さらに今では、物価ばかり上がって、でも給料は上がらない。
そんな先の見えない時代だからこそ、「将来への備え」は重要です。

ではどうすれば、株式投資によるリスクを抑えられるようになるのか?

楽天に限らず、株価下落に備えておくべき「考え方」と「具体策」があります

楽天の株価がやばいと言われる3つの原因

過去の推移から下落した理由は事実あります。
そして、現在も安い株価を推移してしまっている楽天株。

そんな楽天株に対し「やばい」と懸念の声も広まっています。

なぜ、楽天の株価はやばいのか?
具体的な楽天の株価がやばいと言われる3つの原因についても紐解いていきます。

【原因1】楽天モバイルの大幅な赤字

最たる原因は「楽天モバイルの大幅な赤字」

【原因2】財務状況の悪化(自己資本比率は危険水域)

2つ目の原因が「財務状況の悪化(自己資本比率は危険水域)」

【原因3】子会社上場を目指すも先行き不透明と残る懸念

そして3つ目の原因が「子会社上場を目指すも先行き不透明と残る懸念」

楽天と同業他社を業績・株価・配当性向から比較

ここまで、楽天のみにフォーカスし株価や事業の将来性を解説してきました。

ただ1社のみの分析では結果に偏りが生じます。
同業他社と比較・分析することで、結果の確度はより高まります。

ここでは、楽天と同業他社を業績・株価・配当性向から比較していきます。

通信業界およびIT業界との比較

まず楽天と通信業界およびIT業界との比較をまとめた表が以下の通り。

比較表 楽天 NTT KDDI ソフトバンク Zホールディングス
売上高 1兆9,278億円 13兆1,362億円 5兆6,718億円 5兆9,120億円 1兆6,723億円
営業利益 ▲3,638億円 1兆8,290億円 1兆774億円 1兆602億円 3,145億円
営業利益率 -18.88% 13.92% 18.97% 17.93% 18.81%
自己資本比率 3.98% 33.83% 42.98% 15.15% 33.99%
ROE
(自己資本利益率)
-39.10% 14.40% 13.41% 25.39% 6.38%
EPS
(1株当たり純利益)
-239.64円 347.99円 310.25円 112.53円 23.87円
PER
(株価収益率)
11.35倍 13.16倍 13.59倍 15.63倍
PBR
(株価純資産倍率)
1.28倍 1.57倍 1.72倍 3.25倍 0.96倍
配当性向 -1.91% 34.5% 43.5% 76.4% 23.3%

※2023年3月末時点(数値はEDINETYahoo!ファイナンスから引用)

【比較1】売上高はZホールディングスよりも高い

まず「売上高はZホールディングスよりも高い」

楽天の売上高は、1兆9,278億円。
それに対し、Zホールディングスの売上高は1兆6,723億円。

EC業界において、楽天の方が優位に売上規模は大きいことがうかがえます。

【比較2】毎年配当を実施するも配当性向はマイナス

そして個人投資家が懸念するのは「毎年配当を実施するも配当性向はマイナス」

配当狙いの長期保有は、楽天株は不向きともいえますね。

もっといえば、リスク分散にも不向き。
株価下落に見舞われれば、大きな損失を被る可能性は大きいです。

ではどうすれば、株式投資によるリスクを抑えられるようになるのか?

楽天に限らず、株価下落に備えておくべき「考え方」と「具体策」があります

今後の楽天株はいつが買いどき?見通しを将来性から考察

ここまで、楽天の株価はなぜ安いのか理由について解説してきました。

楽天の株価が安い主たる原因は「楽天モバイル」
楽天モバイルの大幅な赤字および財務状況の悪化が、楽天グループ全体の重しとなっています。

これらを踏まえ、楽天株は買いか否か。

結論、「売り」でも「買い」でもなく「中立」が賢明でしょう。
なぜなら、携帯キャリア事業の業績立て直しが見通せない状況であるため。

より詳しく今後の楽天株はいつが買いどき?見通しを将来性から考察していきます。

【考察1】楽天モバイルの業績が楽天株に大きく影響

まず主たる原因は「楽天モバイルの業績が楽天株に大きく影響」

【考察2】楽天経済圏の更なる拡大とユーザー確保がカギ

起死回生を狙えるのは「楽天経済圏の更なる拡大とユーザー確保がカギ」

【考察3】配当利回りの改善と高配当への道筋に期待

そして「配当利回りの改善と高配当への道筋に期待」

【Q&A】楽天グループの株価の安さに関するよくある質問

最後に楽天グループの株価の安さに関するよくある質問をまとめます。

【質問1】楽天の2023年の株価はいくら?

悩む男性2

「楽天の2023年の株価はいくら?」

【質問2】楽天株価は5年後どうなる?

悩む男性2

「楽天株価は5年後どうなる?」

【質問3】楽天モバイルには将来性ない?

悩む男性2

「楽天モバイルには将来性ない?」

まとめ:楽天の株価が安い理由と今後どうなるか将来性や配当を考察

楽天の株価が安い理由と今後どうなるか将来性や配当を考察してきました。

改めて、楽天の株価はなぜ安いのか?暴落した理由をまとめると、

楽天の株価が安い3つの理由

  1. 公募増資発表で株式の希薄化が懸念されたから
  2. 携帯キャリア事業参入で競争が懸念されたから
  3. 2020年6月期から4年連続の赤字を計上しているから