【なぜ安い？】三菱UFJの株価が安い３つの理由と将来性・配当から今後の買い時を考察

こんな疑問、悩みに答えます。

本記事では「三菱UFJの株価の将来性が気になる人」に向けて、以下の内容・目的で記事を書いていきます。

なぜ、三菱UFJの株価が安いのか？

そして、三菱UFJの将来性・配当実施はどうなるのか？
三菱UFJ株の購入を検討している方や買い時を探っている方にとって、非常に気になる情報です。

気になる三菱UFJの株価が安い理由と今後の将来性について考察していきます。

三菱UFJとはどんな会社？

三菱UFJの株価が急落した理由に触れる前に。
はじめに、三菱UFJとはどんな会社か？基本情報をまとめます。

名称	株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
所在地	東京都千代田区丸の内二丁目7番1号
設立日	2001年4月2日
資本金	2兆1,415億円（2023年9月30日現在）
発行済株式数	12,687,710,920株（2023年9月30日現在）
従業員数	32,786人（2023年3月末現在、株式会社三菱ＵＦＪ銀行単体）
支店等	国内421、海外105（2023年3月末現在、株式会社三菱ＵＦＪ銀行単体）

業績

まず三菱UFJの業績についてです。

出典: 三菱UFJフィナンシャル・グループ「業績推移」

2022年度における当期純利益は、1兆円を突破。
経常収益も増収しており、足元の業績は好調に推移しています。

事業内容

次に三菱UFJの事業内容は以下の通りです。

出典: 三菱UFJフィナンシャル・グループ「概要・強み」

三菱UFJの強みは、その「グループ総合力」
上記の事業が、相互に連携し、グループ・グローバル一体でサービスを提供。

収益においても、銀行単体での割合は43％。
銀行以外の分野で稼ぐ、事業領域を拡大も三菱UFJフィナンシャル・グループの優位性といえます。

配当・株主還元

三菱UFJの配当・株主還元についてです。

三菱UFJの1株当たり配当金を推移で示すと、以下の通りとなります。

（出典：三菱UFJフィナンシャル・グループ「配当情報」）

株主優待は2017年12月末をもって廃止されました。

過去10年の株価推移

そして三菱UFJの過去10年の株価推移についてです。

出典: tradingview「三菱UFJフィナンシャル・グループ」

見ての通り、直近の値動きは上昇基調。

2015年6月につけた高値を更新し、下値切り上げの上昇トレンドに突入しています。

ただ、足元の株価は若干の調整気味。
このまま上にいくのか、それとも急落するのか？目が離せない相場展開となっています。

なぜ安い？三菱UFJの株価が安い３つの理由

ここから早速、三菱UFJの株価が安い３つの理由について解説します。

改めて、過去10年間の三菱UFJの株価チャートが以下の通り。
推移をみると、2015年8月から2016年初頭にかけて株価の下落が起きています。

さらに、2020年前半にも株価の急落が起きたのがわかります。

上記のタイミングで、三菱UFJでは何が起きたいのか。
時期を追って、なぜ株価は安いのか？理由を詳しく解説していきます。

【理由１】日銀がマイナス金利導入を発表・決定したから

過去10年間で特に株安が起きた理由が「日銀がマイナス金利導入を発表・決定したから」

2016年1月29日に日銀がマイナス金利導入を決定。
本報道を受けて、日経平均株価は大幅反発し、前日比476.85円高となりました。

しかし、下落したのは三菱UFJをはじめとする銀行株のみ。
どれくらい急落したのか？実際の値動きを確認してみると、前日比で17.6円安。

その後も下げ止まらず、結果的にマイナス金利導入決定前の株価（627円）から比較して、180円近く値を下げたことになります。

なぜこれほどまで、三菱UFJの株価は安くなったのか？
それは、マイナス金利を適用すると、銀行の利ざやが減少し収益に悪影響を及ぼすためです。

実際、決算短信から2017年3月期連結純利益は、前期比で8％の減益を発表。
減益の理由にも、マイナス金利政策を受けた国内業務の収益性低下が起因していると説明されています。

以上のことから、三菱UFJの株価が安い最たる理由はマイナス金利導入によるものといえます。

【理由２】ドイツ銀行の経営危機が信用不安を強めたから

さらに同年に起きた「ドイツ銀行の経営危機が信用不安を強めたから」

2015年度の決算で、ドイツ銀行は過去最大の赤字を計上。
赤字幅は、純損益で68億ユーロ（当時のレートで約8,800億円）となりました。

ドイツ銀行は、ドイツのGDPの半分に匹敵する資産を持つ巨大銀行。
世界的な金融取引の中核を担う同銀行の経営危機が報じられれば、欧州市場の混乱は避けられません。

実際、ドイツ銀行の赤字を受けて、欧州市場では信用不安が急拡大。
欧州全体に銀行株の下落は広まり、不安につられるように日本の銀行株の軒並み下落しました。

「リーマン・ショックを連想する市場」とまで、市場の不安は広まりを見せました。

結果的に、日本の銀行株も下落し、三菱UFJの株価安を誘う展開に。
ただ、世界的な銀行が信用不安に陥るたびに、日本の銀行株にも影響を及ぼします。

今後も同様の動きがあれば、影響は避けられないということ。
つまり、日本のメガバンクの動向だけでなく、世界にも目を向ける必要があるといえます。

【理由３】特別損失の計上およびコロナの影響を受けたから

2020年前半に株価急落を招いた理由は「特別損失の計上およびコロナの影響で世界連鎖株安の直撃を受けたから」

2020年に入って大流行した新型コロナウイルス。
コロナの影響は、世界的な連鎖株安を引き起こし、三菱UFJの株価にも大きな影響を与えました。

ただ、2020年前半に起きた三菱UFJの株価が安くなった理由は他にもあります。

それは「特別損失の計上」
損失額は約3,600億円にものぼり、株価を押し下げる要因となりました。

実際の特別損失に関する適時開示がこちら。

連結子会社の株価下落が減損処理をする必要となり特損を計上。

ただ、業績への影響は特別損失だけではありません。
特損に加えて、足元の金利や原油価格の急激な変動も業績に悪影響を及ぼしました。

結果、2020年3月期の業績は純利益5,281億円。
前期比39.5％減となり、市場からは大幅な収益悪化に嫌気され株価下落を招きました。

三菱UFJなどメガバンクの株価が安いと言われる原因

三菱UFJの株価が安い理由を解説してきました。
他にも三菱UFJなどメガバンクの株価が安いと言われる原因があります。

どんな理由か？三菱UFJをはじめ、伝統的な銀行株に忍び寄る脅威や状況について解説していきます。

【原因１】ネット銀行の台頭はメガバンクにとって脅威

まず１つ目の原因が「ネット銀行の台頭はメガバンクにとって脅威」

【原因２】大手銀行株に比べても三菱UFJの発行済み株式数は多い

そして２つ目の原因が「大手銀行株に比べても三菱UFJの発行済み株式数は多い」

三菱UFJと同業他社を業績・株価・配当性向から比較

ここまで、三菱UFJのみにフォーカスし株価や事業の将来性を解説してきました。

ただ1社のみの分析では結果に偏りが生じます。
同業他社と比較・分析することで、結果の確度はより高まります。

ここでは、三菱UFJと同業他社を業績・株価・配当性向から比較していきます。

銀行業界（メガバンク）の銘柄比較

まず三菱UFJと銀行業界（メガバンク）の銘柄比較をまとめた表が以下の通り。

※2023年3月末時点（数値はEDINET、Yahoo!ファイナンスから引用）

【比較１】三菱UFJFGは純利益1兆円超えを達成

まず注目すべきは「三菱UFJFGは純利益1兆円超えを達成」

純利益1兆円超えは2期連続。
さらに、2024年3月期連結純利益の見通しも前期比16．4％増の1兆3,000億円を計画しています。

達成すれば3期連続の純利益1兆円超え。
他の追随を許さない、収益性の高さを物語っています。

【比較２】EPSが100円未満と低いために株価も安い

ただ気になるのは「EPSが100円未満と低いために株価も安い」

EPSとは、1株当たり純利益のこと。
企業がどれだけ利益を上げたかを表す、企業価値を判断する上で重要な指標の一つです。

企業の収益力・成長性をみる指標であるため、EPSが高いと株価も上昇しやすいといえます。

しかし、三菱UFJのEPSは100円未満。
競合の大手メガバンクと比較しても、三菱UFJのみ低い水準となっています。

【比較３】配当利回りは4％未満と他銀行株に比べたら低い水準

懸念されるのは「配当利回りは4％未満と他銀行株に比べたら低い水準」

みずほや三井住友は、いずれも4％超え。
高配当銘柄としても注目を集める人気の銘柄です。

しかし、直近の実績では三菱UFJの利回りは3％台。
プライム市場における平均よりは高いものの、競合より低いと優位性が目減りしてしまうのは事実。

三菱UFJの株価は今後どうなる？買い時を将来性から考察

三菱UFJ株は今後買いか否か。

株価の将来性を占ううえで、今後の動向を考察することが重要。

三菱UFJの株価は今後どうなる？買い時を将来性から考察していきます。

【考察１】YCC修正が銀行の収益に与える影響

まず考えるべきは「YCC修正が銀行の収益に与える影響」

【考察２】金融政策見直しで金利上昇すれば銀行の収益は改善？

次に「金融政策見直しで金利上昇すれば銀行の収益は改善？」

結論、金利上昇が見込めれば銀行収益は改善に向かうことでしょう。
実際に日経新聞によると、金利復活が先行し先取りで銀行株が5年半ぶり高値をつけた場面もあり。

【考察３】日本だけでなく米国の金利上昇にも注視する必要あり

ただし、「日本だけでなく米国の金利上昇にも注視する必要あり」

三菱UFJなど将来の株安に備えた分散投資でおすすめ投資先

株式のみに投資するのは、リスクが高まります。

三菱UFJに限らず、株式だけに投資していると、多かれ少なかれ損失を被る可能性があります。

そのため、リスクを最小限に抑える意味でも「分散投資」という考え方は非常に重要です。

ではどこに分散投資すればいいのか？
三菱UFJなど将来の株安に備えた分散投資でおすすめ投資先があります。

それが「クラウドファンディング」

なぜ、クラウドファンディングは人気なのか。
ポートフォリオに組み入れるメリットは以下の通りです。

ここでは、おすすめのクラウドファンディングを３つご紹介します。

紹介する３つのクラウドファンディングはすべて、新規無料口座開設or初回投資で特典が受け取れるクラウドファンディングサービスです。

ポートフォリオの見直しや株価急落に備えたリスク分散にお役立てください。

【おすすめ１】クラウドバンク（Crowd Bank）

サービス名	クラウドバンク（Crowd Bank）
運営会社名	日本クラウド証券株式会社
会社所在地	東京都港区六本木七丁目15番7号 新六本木ビル 6F
サービス開始	2013年12月
正常償還率	100％
累計応募金額	254,932,785,007円
実績平均利回り	5.87％
最低投資金額	1万円～
手数料	出金手数料：無料 振込手数料：無料（即時入金時）
特典・キャンペーン	楽天ポイントプレゼントキャンペーン ・新規口座開設で500ポイント ・ファンドへの初回投資完了で2,000ポイント ・マイペースへのアクセスで1日1ポイント ・外貨建てファンドへの一定額以上の投資で1,000ポイント ・外貨建てファンドへの2つ以上の投資で1,000ポイント
公式サイト	https://crowdbank.jp

（2023年11月時点）

圧倒的な実績と利回りを重視するなら『クラウドバンク』がおすすめです。

クラウドバンクの運営会社は「日本クラウド証券株式会社」
その名の通り、証券会社が運営しているため、金融商品取引法によって求められる基準をクリアしながらサービス運営を行っています。

実は、ソーシャルレンディングサービスを提供する事業者のうち、証券会社が運営するのはクラウドバンクともう数社。

ですが、その中でも実績（応募金額・ファンド数）が豊富で、運用歴が10年近くサービス提供しているのは、クラウドバンクのみ。

実際におすすめするサービスのうち、実績比較すると以下の通り。

（2023年11月時点）

これまでの累計応募金額は約2,549億円。
ファンズと比較して、5倍以上の実績があり、他社を大きく引き離す規模となっています。

さらに、今なら5大特典の楽天ポイントプレゼントキャンペーンも実施中！

ただ、運営にあたってのデメリットももちろんあります。
他サービスと同様、途中解約はできないため、余裕資金で資産運用を行うことが重要です。

そんなクラウドバンクは、圧倒的な実績で、クラウドファンディングに投資してみたい方に適したサービスです。

【おすすめ２】ファンズ（Funds）

サービス名	ファンズ（Funds）
運営会社名	ファンズ株式会社
会社所在地	東京都渋谷区恵比寿西1-10-11 フジワラビルディング5階
サービス開始	2019年1月23日
正常償還率	100％
累計ファンド募集金額	50,029,100,000円
平均予定利回り	2.11％
最低投資金額	1円～
手数料	出金手数料：無料 振込手数料：各金融機関による（投資家負担）
特典・キャンペーン	最大100,000円分のAmazonギフトカードをプレゼント
公式サイト	https://funds.jp

（2023年11月時点）

「始めやすさ」を重視するなら『ファンズ』がおすすめです。

平均利回りは他サービスと比較して、それほど高くはありません。
しかし、最低投資金額は1円から、上場企業の利用も多く、無理なく運用が可能です。

また、ファンズには「Funds優待」と呼ばれる株主優待に代わる投資特典が提供されています。

利回りだけでなく優待も受けたい方、コツコツ資産を増やしたい方に適したサービスとなっています。

（※1）2021年4月末現在 「貸付型クラウドファンディング業界における上場企業利用率」ファンズ調べ

【おすすめ３】オルタナバンク（Alterna Bank）

サービス名	オルタナバンク（Alterna Bank）
運営会社名	SAMURAI証券株式会社
会社所在地	東京都港区赤坂2丁目17番46号 グローヴ4階
サービス開始	2016年
正常償還率	100％
ファンド申込額	21,439,840,000円
税引前の利回り	4～12％ （※実績については公式サイト参照）
最低投資金額	1万円～
手数料	出金手数料：無料 振込手数料：各金融機関による（投資家負担）
特典・キャンペーン	初回投資10万円以上で最大30,000円プレゼント
公式サイト	https://www.alternabank.jp

（2023年11月時点）

利回りの高さだけでなく、柔軟性の観点でも注目されるのが『オルタナバンク』

オルタナバンクは短期運用のファンドも多い。
さらに、保証付き案件もあり、リスクを抑えて投資することもできます。
（※すべての案件で保証付きとは限らないため、必ず事前確認必須）

今なら、最大30,000円をプレゼントするキャンペーンも実施中です。

最低投資金額も1万円からですので、柔軟に資産運用したい方に最適なサービスです。

【Q＆A】株価が安い三菱UFJの株式に関するよくある質問

最後に株価が安い三菱UFJの株式に関するよくある質問をまとめます。

【質問１】三菱UFJ100株で配当金はいくらもらえる？

【質問２】三菱UFJ100株はいくらで買える？

【質問３】三菱UFJの株価のAI予想は？

まとめ：三菱UFJの株価が安い理由と将来性から買い時を考察

三菱UFJの株価が安い理由と将来性から買い時を考察してきました。

改めて、三菱UFJの株価が急落した理由をまとめると、